躁うつ病というのは、現在では双極性障害という病名で言い換えられることが多いものですが、気分が激しく沈み込んでなにごとにもやる気がなくなってしまううつ状態と、気分が高揚して行動的になってしまう躁状態の2つの状態を繰り返すという病気です。うつ状態だけの単極性障害、いわゆるうつ病との区別がつけにくいこともありますが、うつ病と躁うつ病とでは処方される医薬品の種類なども違ってくることがあります。
躁うつ病によるうつ状態に陥った場合には、そのままでは日常の生活や仕事などに大きな差し障りが生じてしまうことから、気分を安定させるための医薬品が処方されます。もともとの病気の症状の一端として、性行為に対するやる気のなさといったことが挙げられますし、医薬品の副作用として性欲減退やEDの症状が現れるということも少なからずあります。単なるうつ病の場合に処方される抗うつ剤などについても、やはり同様にEDの症状が出ることがあります。
このような場合ですが、まずは担当の医師に相談をして、抗うつ剤などの減薬を検討してもらうとともに、ED治療薬をあわせて使用して、男性機能に支障がないようにすることが勧められます。ED治療薬というのは、男性の性器に存在している平滑筋の収縮に関与しているPDEという酵素のはたらきを阻害することによって、血管を拡張して性器に十分な血液が行き渡るようにするもので、これによって中折れなどを防いで快適な性生活が楽しめるようになります。ED治療薬は動脈硬化のような器質的な原因によって性器に血液が回らない場合などによく用いられるものですが、心理的・精神的な原因によってEDの症状が起こっている場合についても、同様にすぐれた効果を発揮するものといえます。